「征士。ちょっと待て」 「・・・・・」 「お前、まさか」 「手を放せ」 「右手?左手?」 「・・・・お前は本当に性格が悪いな」 「答えろよ」 「答えられぬと知っているくせに」 「・・・お前、まさか本当に」 |
「俺が・・・俺がきっと、いつかきっとお前の瞳に光を取り戻させてやるよ」 「当麻・・・。気持ちだけありがたく受け取っておく」 「何でっ・・・何でだよ。俺がその気になったら出来ないことなんてない」 「・・・ならば、私如きのためでなく、もっと多くの人々の為にお前の能力とやらは使ってくれ」 「いやだ・・・いやだ。そんなの・・・」 |