1.オオスカシバの終齢幼虫。7cmちょっとです。
スズメガ科の特徴である尾角も立派になりました。
蛹になる直前に、水っぽい糞をして、体色が暗くなります。
上の写真の約四日後
用意していたティッシュの中に潜って繭を作り始めました。
自然の中では、この作業は土中で行われます。
約二時間後
狭い繭の中でいつの間にか体の向きを変えていました。
繭はカイコガ科にくらべれば大分薄いですが、外から触ると意外に硬く、強度があります。
壁にも一生懸命糸を吐いてます。
約24時間後
ようやく目処がついたのか、蛹になるべく動かなくなりました。
蛹になるための最後の脱皮?の準備です。
約48時間後
朝、起きたら蛹になってました!幼虫時代の最後の抜け殻が左側に……。
蛹なりたてのこの緑と茶色の混ざった状態は本当に綺麗です。
逆光のせいでその色が上手く取れなかったのが残念。
72時間後
蛹になってからも……
しばらくは居心地を確かめるようにうぞうぞと動きます。
蛹になってから13日後
羽化!!
このオオスカシバという蛾は、高速で羽ばたくため、鱗粉は払い落とされてしまいます。
透明の翅と見事に色分けされた太い胴体が特徴の美しい蛾です。
尾部分のふさふさもチャームポイント。
ちなみに、飛行速度は昆虫の中でもトップクラスです。